2010年5月8日土曜日

ブータン

ブータンの宗教音楽と踊りを、芸大奏楽堂で見ました。すごかった。空に上って行く感覚でした。すべてがちょうど良い、ってのはこういうことか…と、脱力しました。プログラム解説には、「〜われわれは、自分の心の状態とあらゆる現象の深遠な状態、自分自身の感情を含めたその空性を見ることができます。〜」などと書いてあって、「空性」って何だ?と思いましたが、この宗教音楽と踊りを生で体感して、この言葉は適切だな、と納得しました。7,000メートル級の山が連なる国だけあって、哲学的にも最高峰なのかしら、などと勝手に考えました。
高校生の時に、日比谷公会堂にイーヴォ・ポゴレリチのピアノを聴きに行った時以来の感動を味わいました。